本日1/17、ライフグループの役員クラスを対象にした1on1ミーティング研修を実施しました。昨年の10月に管理職クラスの同研修を実施しているので、今回で対象者がすべて受講することになります。

1on1研修で大切なことはいくつかありますが、最も大切なのはミーティングの全体像を理解することです。大きく分けると、ミーティングの目的、プロセス、スキル、ツール、スタンスです。

とりわけミーティングの目的は重要で、何のためにするのかがはっきりしていないと「働きやすい職場づくり」「生産性の向上」「業績の向上」につながりません。

1on1ミーティングの目的

関係性の構築
クライアント(1on1を受ける人)が安心して本音を話せる関係性を築くこと

モチベーション阻害要因の除去
クライアントのモチベーション阻害要因を知り、それが取り除かれるよう支援する(結果としてモチベーションの向上につながる)

成長の支援
クライアントの性格、志向、強みを知り、今後の成長につながるように支援する

実施前の準備

段取り八分という言葉もある通り、行き当たりばったりではなく事前の準備も大切です。想定されるテーマは
1.業務・チームの課題について
2.目標設定・評価について
3.能力開発・キャリアについて
4.戦略・方針について
5.仕事についての相談&共有
6.プライベートについての相談&共有
7.その他

などですが、基本的にはテーマはクライアント(破面談者)が選ぶものです。選んだテーマと話したい内容を提出してもらい、コーチはそれに対して準備をすることになります。

クライアントの現状を知る

クライアントが現在どのような状況に置かれているのか、何を思っているのかを丁寧に聴きだし、心理的安全を感じてもらうことが重要です。そしてクライアントから聴きだした情報を要約・整理することでクライアントの思考をクリアにしてあげてください。

未来をともに考える

このプロセスでやることは、適切な質問をして、悩み・問題解決に向けてどんなアイデアがありそうかをクライアント自身に考えてもらうことです。クライアント自身がアイデアを出すのが難しそうであれば、一緒にアイデアを考えましょう。例えば■■のようなことをしたら良い方向に行くと思うのですが、〇〇さんはどう思いますか?みたいな感じです。

最後に、今後の1on1ミーティングに備えて、話し合った内容の記録を残してください。次回のミーティングの際には、この記録内容を改めて確認して下さいね。