新年度が始まり、新しいメンバーが加わる4月。
新入社員にとっては、知らない人・知らない場所・初めての仕事という大きな環境の 変化に向き合う時期です。


表情は明るく見えても、心の中では「うまくやれるかな」「怒られないかな」と不安 でいっぱい。そんな彼らにとって職場は安心出来る場所になっているでしょうか? この時期に最も大切なのは、「心の安全地帯」を職場に築いてあげることです。 心の安全地帯とは、困ったときに頼れる人がいる場所、自分の想いや失敗を打ち明け ても受けとめてもらえる空気感のこと。
それがあるだけで、人は安心して前を向けるようになります。
新人が少しずつ自分の言葉で話すようになるのも、笑顔が増えるのも「ここは自分が いていい場所なんだ」と感じられて初めて起こる変化です。
上司や先輩ができることは、特別な指導よりも、ちょっとした関心や日常の声かけで す。「最近どう?」「何か気になることある?」そんな一言が思った以上に大きな安 心感になります。
また、「私も最初はよくミスしてたよ」と自分の経験を話すことも、相手にとっては 失敗しても大丈夫なんだというメッセージになります。
4月は「何を教えるか」より「どんな空気感」をつくるかが問われる月です。
育成の第一歩はまず❛心をほぐす❜ことから始まります。
そして安心の先にこそ、自発的な行動や成長が生まれていきます。
新人の笑顔が増えてきたら、それは皆さんのチームに「心の安全地帯」ができてきた 証拠かもしれません。
よかったら、皆さんの職場でもこの話、是非シェアしてみてくださいね!